今回は、桧家住宅で建てられたお家をご紹介。
ディズニー大好きなご夫婦が、ディズニーに囲まれて暮らせるようとこだわった平屋です。
実際の住み心地や使い心地もお聞きしています!
ぜひ、ゆっくりご覧ください。
基本情報
建築された方の情報
今回ご自宅を紹介してくださったのは、この方!
紹介してくれた方 | さおりさん (Twitter:@Saori_Home) |
家族構成 | 夫婦2人+子ども(0歳) |
居住地 | 山梨県 |
家の詳細情報
建築先 | 桧家住宅 |
商品名 | スマート・ワン カスタム |
敷地面積 | 100.23坪(331.35㎡) |
延べ床面積 | 29.05坪(96.05㎡)/平屋 |
完成年月 | 2023.1月 |
建築費用概算 (土地、外構費用除く) | 約2250万円 |
特記事項 | セレクテリア:フレンチカントリー |
家づくり計画を始めてから紆余曲折を経て、3年かけて出来上がったお住まい。
生まれたばかりのお子さんと暮らすディズニーコンセプトのお家です。
入居から1カ月という、フレッシュな時期にお話を伺いました。
間取り:平屋
・LDK:27.6帖(畳コーナー含む、小屋裏収納の階段を除くと26.1帖)
・小屋裏収納:11.25帖
・お風呂:1616サイズ
・トイレ:1帖
・寝室:6帖(+WIC2帖+フリースペース1.5帖)
・子ども部屋:5帖×2
コンセプト
ディズニーと喧嘩しない内装の、シンプルで可愛いおうち
とにかく、ディズニー愛に溢れるご夫婦。
玄関には、ミッキー型の飾り棚を。
入口からディズニーを感じられるようにしています。
セレクテリアはフレンチカントリーを選択。
これも、「一番ディズニーのイメージに近かったから」というのが理由です。
桧家住宅では、内装を選ぶ際にそれぞれのパーツをゼロから選ぶのではなく、プロがコーディネートした複数の基本パッケージから選択します。
その基本パッケージが、「セレクテリア」。
決まっているスタイルを写真で確認できるため視覚的にイメージしやすく、プロのコーディネートにより失敗しにくくなっています。
ペンダントライトとアクセントクロスも追加金額なし。
更に、各セレクテリアに合ったオプションも用意されています。
選べるセレクテリアは以下の通り(2023.2現在)
- オーセンティックモダン
- カフェシアトル
- カフェボタニカル
- イタリアンモダン
- フレンチカントリー
- ジャパニーズモダン
- ラグジュアリーモダン
- アジアンリゾート
- スカンジナビアンナチュラル
- カリフォルニアビンテージ
- ニューヨークビンテージ
別のセレクテリアで建てられた実例もご紹介!
1階:アジアンリゾート
2階:カリフォルニアヴィンテージ
と、階ごとに別のセレクテリアを選ばれているお家です。
ぜひ、ご覧ください!
自然にみんなが集まる温かいLDK
もう一つのコンセプトは、家族も来客もみんなが集まれるLDKのある平屋。
日当たりが良いところに、広めのリビングを。
そのリビングを経由して各居室へ、という動線にすることで、自然と家族が顔を合わせたり、親戚や友達などがたくさん集まれるようにと設計されました。
水回りを玄関、キッチン、トイレの近くにまとめ、動線を1つにした機能性にもこだわっています。
選んだハウスメーカー、工務店ならではの特徴
建築先の桧家住宅には、基本の間取りプランが豊富な規格型住宅、「スマート・ワン」という商品が。
土地の形状や要望にフィットするプランがあれば、デッキ付きや全館空調付きの住宅をコスパよく建てることが出来ます。
さおりさんご家族は、LDKにグランドピアノを置きたいという要望があったため、LDKに広さを求めることに。
その結果、予算に合う坪数の中でLDKの広さが希望に合うものが見つからず、セミオーダータイプの「スマート・ワン カスタム」を選ぶことになったそうです。
スマート・ワン カスタムは「パレット定額制」という形態。
費用が決まっている大小さまざまな大きさの四角形(パレット)にあなただけの間取りを描いていきます。
引用:https://www.hinokiya.jp/life-style/products/smart-one-custom/
敷地のかたちや駐車場の位置などを考慮し、パレットを幾つか組合わせてL字型やT字型※の間取りもつくることができます。
これにより、
「平屋をコスパよく建てるにはオススメ!」
とのことでした。
それでは、早速おうちをご紹介していきたいと思います!
玄関:ディズニーグッズを引き立てる内装とミッキー型の造作飾り棚が特徴的
玄関ドアは、YKKapのヴェナートD30。
「絶対にこれにする!」と奥さまのお気に入りのアイスブルーノーチェというカラーです。
アイスブルーという色味自体が、ディズニーっぽさを感じさせます。
<玄関ドア>YKKap:ヴェナートD30/N12アイスブルーノーチェ
玄関ドアを開けるとすぐ右手には、コンセプトでもご紹介したミッキー型の飾り棚。
大工さん、家具屋さん、塗装屋さんによる合作のこだわりの造作棚です。
下段:ストックスペース
ミッキー型にくり抜かれた飾り棚の中は、上部が飾り棚、下部がストックスペースに。
正面にはウォールペーパーが貼られています。
フレンチカントリーはドアノブがブラックになっている以外は、全体的にホワイト~薄めのグレーのカラーリング。
ぬいぐるみなどをディスプレイするのにピッタリのチョイスかもしれません。
どのセレクテリアも、フローリングやドア、玄関収納など一部のパーツは、同系色・同雰囲気のいくつかの選択肢の中から選ぶことが可能です。
どれを選んでも統一感のある空間に仕上がるのが、セレクテリアという仕組みの良さ。
シューズボックスは土間部分ではなくホールに。
靴はホールに上がってからしまうスタイルです。
常日頃から土間に降りて靴を取る動作に疑念を感じていました。
そのため、学校のように上がってから靴を置けるようにしました 。
とのこと。
これだと、土間部分も広く使えますね!
あちこちに所狭しとディズニーグッズがディスプレイされています。
リビングダイニング:畳リビングと勾配天井、テレビなしでスッキリとした空間に
27.6帖のLDK。(階段を除くと26.1帖)
玄関ホールのドアを開けると、正面には畳リビングが。
元々はひな人形を置くスペースが欲しいという話から始まり、気づけば畳リビングになったとか。
テレビは設置せず、ポップインアラジン+ロールスクリーンに。
ここでも、観ているのは「専らDisney+!」とのこと。
ロールスクリーンは、この大きさでも4万円程度。
ポップインアラジンと合わせても、大画面のテレビを買うよりも経済的です。
畳にゴロンとしながら大きなスクリーンで観るディズニー動画は、きっと格別!
<畳>DAIKEN:清流/灰桜&銀鼠
<スクリーン>ニチベイ:シアターN9303/幅1700×高さ2100
小屋裏収納につながる固定階段は勾配天井に。
この勾配天井の下、LDK南側にグランドピアノを置く計画です。
ピアノを置く位置は一番悩んだポイントだそう。
LDKの形を工夫したり、子ども部屋に配置する案が出たりしながらもなかなか決まらず、最終的には「置き場所に困るなら、中心に据えてやればいいじゃない!」という結論になったそう。
LDKと、念のため子ども部屋にもグランドピアノを置くことが出来るようにと床を補強。
(8000円程度)
グランドピアノの搬入が終わったら、ぜひ追加で写真を掲載させていただけたらと思っています。
LDK、キッチン、水回りのフローリングは永大産業のペイントオークという色柄。
全体的にホワイト系の明るい空間に、カーテンが映えます。
カーテンはもちろんディズニー柄。
小屋裏収納からは、ロフトのようにLDKを覗けるようになっています。
お子さんが大きくなってきたとき、LDKに誰かがいるのを感じながらも自分だけのおこもりスペースとして遊ぶことも出来そう。
天井はハピアウォール羽目板のネオホワイト。
丸いフォルムが特徴的な照明は、DAIKOのペンダントライトです。
<フローリング>永大産業:リアルグレインアトム/ペイントオーク
<天井>DAIKEN:ハピアウォール羽目板/ネオホワイト
<ペンダントライト>大光電気:DPN-40022Y
<カーテン>スミノエ:M-1195
キッチン:手元が隠せるクリナップのステディア
キッチンは、クリナップのステディア。
ペニンシュラ型です。
クリナップ以外では、桧家住宅オリジナルキッチン(永大産業製)も選択可能だったそう。
・当初は海外製食洗機採用予定だったこと
・桧家住宅オリジナルキッチンはフルフラットカウンターしか選べなかったこと
などから、手元を隠せるクリナップを選択。
キッチンには、Panasonicのペンダントライトを設置しています。
ペンダントライトは、選択したセレクテリア以外から選ぶことも出来るとか。
こちらのペンダントライトは「ラグジュアリーモダン」というセレクテリアから選んだものだそうです。
ダイニング側には家族みんなで並べそうな広さのカウンターを設置。
軽い食事スペースとして、そして将来は学習スペースに使う予定です。
カップボードも、白で統一。
綾野製作所のものです。
隠せる家電収納を希望し、見た目や価格を考慮して選んだもの。
ローカウンターも奥行きをそろえるために統一しました。
<カップボード>綾野製作所
隠せる家電収納:SH(シャンティ)シリーズ
カウンター:AX(ベイシス)シリーズ
洗面:カウンターを付けたLIXIL:ピアラを廊下に設置
廊下にある独立洗面台は、LIXILのピアラ(引き出しタイプ)。
本当はドレッサーが欲しかった奥さまのお化粧スペースとして、洗面台にカウンターをつけることに。
「費用が抑えられ良かったけれど、白のメラミンカウンターにすればよかった」というのがプチ後悔ポイントだそうです。
お気に入りのブラケットライトは、オーデリック。
ウォーターは水面のような輝きが魅力的。
お風呂:ワイドミラーと引き戸にこだわったLIXILアライズ
お風呂はLIXILのアライズ。
1坪タイプ(1616サイズ)です。
お風呂は、LIXILとハウステックから選べたとのこと。
営業さんがLIXIL推しだったことや、実際にショールームを見に行き奥様が気に入ったことがLIXILの決め手。
こだわりのワイドミラー。
「今のところ湯舟に浸かっている時に鏡をみたことはありません笑」とおっしゃっていましたが、ワイドミラーは解放感と高級感があります。
ドアは、オプションで引き戸に。
引き戸のおかげで浴室内を狭く感じることがなく、開閉時に浴室内の人や物と干渉しないためストレスが減らせたのだとか。
特にバリアフリーを意識してのことではないと話されていました。
脱衣室兼洗濯室。
窓があることで、明るくてすっきりした印象。
「洗濯室は、オシャレよりどれだけたくさん干せるかの効率重視!」とのことで、枕棚+パイプハンガーになっています。
毎日暮らす家だからこそ、実用性も大切です。
トイレ:シンプルな空間をディズニーアレンジ!
1帖のトイレ。
ウォールステッカー、便座カバーなど、どこを見てもディズニーが視界に入ってくる、ディズニー好きにはたまらないトイレ。
配管部分の壁をふかして出来たカウンターにもぬいぐるみをディスプレイ!
照明はエトワールを施主支給。
壁に反射した光が美しいです。
寝室:後悔ポイントもある6帖+1.5帖の空間
寝室は6帖。
1.5帖のフリースペースもあります。
アクセントクロスはシンコールのSLL-7360。
ふかした壁と、間接照明が素敵。
「ホテルっぽくしたい」と希望していた奥様が、展示場で見たベッドルームセットを気に入り採用しました。
「間接照明は今のところ、ぬいぐるみを不気味に照らします笑」とご主人。
カーテンも、よく見るとディズニー柄なのがさすがです。
<アクセントクロス>シンコール:SLL-736
<カーテン>スミノエ:M-1171
併設のWICは2帖。
こちらには、ちょっとした後悔ポイントも。
後からご紹介しますね!
子ども部屋:独立した5帖×2部屋。3連窓がおしゃれ
5帖の子ども部屋が2部屋。
流行りの後から仕切れる子ども部屋にはせずに、最初から独立の2部屋に。
理由は「絶対に面倒で仕切らない自信しかないから」とのこと。
将来的にレイアウトを自由にできるよう、クローゼットはなしにしているそうです。
3連のスリット窓がおしゃれ!
引き違い扉も3連です。
固定階段付き小屋裏収納:Z空調吹き出し口完備のおこもり感のある空間
リビング横の階段を上がると、11.25帖の小屋裏収納。
天井高は1400です。
来客に泊まってもらう時、周りに荷物があるところに寝てもらうのがはばかられるとのことで、おこもり空間を作りたかったとか。
小屋裏収納は、セパレート。
来客全員に「ここを子ども部屋にすれば?」と言われるのだそうです。
坪数削減で収納を減らしているため、おもちゃ部屋にすることも考えているとのことでした。
秘密基地みたいで楽しそう
つけて良かった設備
つけて良かった設備を教えてもらいました!
全館空調「Z空調」:脱衣所に吹き出し口
桧家住宅の大きな特徴の1つでもある全館空調「Z空調」。
脱衣所兼洗濯室にZ空調の吹き出し口を付けたことで、冬でも2時間で洗濯物が乾くのだとか。
- 導入費用(2022年時点):160万円程度(サービス工事)
- 吹き出し口の位置:指定不可(本部で空調計算をしているため?)
「この部屋に増やしてほしい」などの要望は可能 - エアコン台数:通常30坪程度であれば1台(110万円程度)
さおりさん宅では吹き出し口の数を増やしたため2台設置 - 吹き出し口の場所:小屋裏収納にあり、トイレにはなし
- 日ごろのお手入れ:天井エアコンにホコリが溜まってくるので時々掃除する
「乾燥する」というイメージの強い全館空調。
乾燥についてお聞きしたところ、
「新築時の基礎からの湿度なのか、現在は乾燥は気にならない。将来的にはどうなるのかわからないけど…」とのお答えでした
トイレ・お風呂の窓
人により賛否あるお風呂とトイレの窓。
昼間電気をつけなくても明るいのは、やっぱり気持ちも明るくなります。
とのことで、とても満足されている様子。
採光が必要か?
換気の目的はあるのか?
ということも考慮し、窓の有無のみならず窓の大きさや形状(引き違い窓?FIX窓?など)も検討出来ると良いかもしれません。
後悔ポイント:Z空調のデメリットも
検討を重ねても、どうしても出てきてしまう、
後悔ポイントについて伺いました。
1つめは、Z空調を設置したことで生じる床や天井の高さの制約。
✔パントリー(可動棚収納)内は、床から50センチはダクトスペースのため壁になっている
✔LDKの吹き出し口は天井が15センチほど下がる
✔Z空調のダクトが通っている天井は、照明設置不可(支店によって違う可能性あり)
などと、Z空調があることで床や天井の高さが所々違ったり制約を受けることになりました。
2つ目は、WIC入口の開戸が衣類と干渉してしまうこと。
3つ目は、寝室のベッド頭側にふかした壁の高さ。
シーリーのディズニーコレクションのベッドを置きたいと思ったのですが、ヘッドボードの高さ(110㎝)が間接照明の高さ(90㎝)より高いことがわかり、採用を見送ったことです。
計画段階ではベッドを決めておらず、いざ好みのものが発売された時にはすでに遅し、でした…
現在は、良いマットレスの情報を探しています。
住み心地は?
最後に、実際に建てたお家に住んでみての住み心地をお聞きしました!
全館空調はとても快適です!
仕事で遅くなりがちなため、洗濯物は基本室内干し。
ランドリースペースは北側に位置しており、決して日当たりがいいわけではないのですが、 Z空調の吹き出し口があることでよく乾きます。
日当たりが良くても悪くても変わらないのがメリットですね。
さらに、Z空調によって室温が一定に保たれることで体調管理がしやすくなり、家族みんなが風邪をひかなくなりました。
夜中寒さで起きることなくぐっすり眠れるし、前の家で感じていたストレスが全てなくなりました!
水回りをキッチン近くにまとめた間取りも、やはり家事はとても楽です。
洗面台の位置に大満足。
・トイレで手を洗うことがないため、トイレから出てすぐのところつけてよかった
・脱衣所から出て1番近いところに洗面台があることによって、スロップシンク代わりになる
・玄関からも近いおかげで、ただいま手洗いを別につける必要がなかった
など、良いことばかりです。
次もし家を建てられるとしたら、ズボラなので更に少ない歩数で全てが完結するように、15坪ぐらいの家を建てたいですね!
素敵なお家に、とても満足されているようでした!
おわりに
桧家住宅で建てられたお家をご紹介しました。
フレンチカントリーをベースにシンプルでかわいい空間づくりをし、そこに大好きなディズニーの要素やインテリアを散りばめたおうち。
動線にもこだわって、LDKにみんなが集まりやすいように、家事がしやすいような間取りに。
さらに、全館空調で快適。体調管理も出来て、住み心地も抜群。
こんな素敵なお住まいでした。
皆さんもぜひ、参考にしてみてください。