Panasonicキッチン【Lクラス】とは
家電メーカーのPanasonicが扱うキッチンの中でも、最上位グレードに位置するのが「Lクラスキッチン」。
91種類ある扉柄に代表されるように、豊富なバリエーションから好みのデザインにこだわることが可能です。
特に、ブラックコーディネートが人気!
また、
- 有機ガラス系のスゴピカ素材を使用した傷や汚れに強いグラリオカウンターやラクするーシンク
- 横並びで調理しやすいトリプルワイドIHなどのワイドコンロシリーズ
- ファンのお掃除が10年間不要のほっとくリーンフード
- 手元にあり便利なクッキングコンセント
など機能性が高いのも特徴です。
使用感を教えてくれたユーザーさんのご紹介
今回Lクラスキッチンの口コミを教えてくれたのは、北関東にお住まいのもっさんです。
基本情報
建築先 | パナソニックホームズ |
建物概要 | 延床面積:約39坪/2階建て |
完成年月 | 2022年8月 |
家族構成 | ご夫婦(+第一子妊娠中) |
キッチン仕様詳細
キッチンタイプ | アイランド セミフロートタイプ |
扉カラー | スタッコグレー |
ワークトップ | グラリオカウンター スリムカウンター グラリオ御影ブラック |
シンク | ラクするーシンク グレー |
水栓 | スリムセンサー水栓 (浄水器一体型) |
食洗機 | Panasonic深型 |
加熱機器 | トリプルワイドIH 排気口なし ブラック (加熱リングあり) |
レンジフード | ほっとくリーンフード ブラック |
その他オプション | クッキングコンセント |
実際に使用してみて機能性はどう?
ワークトップ:グラリオカウンター(スリムカウンター/御影ブラック)
ワークトップは有機ガラス系「スゴピカ素材」のグラリオカウンター。
スリムカウンターを採用し、カラーは御影ブラックです。
通常40mmのカウンターを、17mmの薄さに出来るオプション。
カウンターが薄くなることで、すっきりとスタイリッシュな印象になります。
グラリオカウンターのワークトップ、使い勝手はいかがですか?
普段のお手入れは使用後や気づいたときにさっと拭く程度ですが、ダークカラーのワークトップの水垢や手垢などはあまり気になりません。
人工大理石は耐熱性は強くないとのことなので、趣味のお菓子やパン作りの際、オーブンから出した天板を置く際などは気を遣う必要があります。
我が家はキッチンダイニング横並びを希望したこととダクト位置の関係で、向かって右がIH、左がシンクです。
付属のスラくるネットを使うことでワークトップを広く使えるようですが、右利きのためか左側のスペースが広がっても使いづらく、今のところ水切りカゴとしてのみ使用しています。
IHとシンクの配置が逆のお宅なら有効に活用できるのでは?と思いました。
それでもワークトップ自体に奥行があり、IH手前にもスペースが確保できているため、普段の調理には十分な広さです。
クッキングコンセントも便利です!
参考までに、
キッチンのサイズは
幅2590mm×奥行き933mm
だそうですよ!
同じPanasonicのキッチン「ラクシーナ」の口コミでも、”スラくるネットは作業スペースを広げるために使っていない”というご意見ばかりでした。
スラくるネットなどの付属品は、最初から購入せずに後から必要であれば買い足す、という方法でも十分なアイテムかもしれません。
シンク:らくスルーシンク/グレー
こちらも、有機ガラス系「スゴピカ素材」を使用したラクするーシンク。
はっ水・はつ油成分が含まれていることで汚れに強く、硬度が高いため傷もつきにくいのが特徴です。
入居して4ヶ月ですが、こちらも今のところ着色汚れや水垢、傷などは全く気になりません。
食後の食器に残った汚れなどは拭いているものの、洗剤の泡が流れづらく詰まりやすい印象です。
Lクラスキッチンに限らずPanasonicのキッチンに共通していえるようですが、配管がS字になっていることが原因の可能性もあるようです。
目の細めのゴミ取りネットを使用しているからかも?と思うところはあるので、ゴミ取りネットの種類を変えて試行錯誤中しようと思っています。
水栓:スリムセンサー水栓/浄水器一体型
水栓は、タッチレスの「スリムセンサー水栓」をお使いです。
タッチレス水栓にこだわって選ばれたのでしょうか?
はい。
とにかく日々のお手入れを楽にしたかったので、極力水栓に触れたくなくてタッチレス水栓にしました。
旧居のアパートなどでは、よく水栓の根元に水垢が溜まって放っておくとすぐに白くなってしまっていたので…
それとハンバーグなどの調理中ベタベタの手で水栓に触れずに済むようにしたかったです。
実際に使ってみて、どうですか?
他社に比べてセンサーの反応があまり良くない、という評判は採用前からみていました。
けれど、自動水栓が初めてなので「こんなものか」と、センサー感度については特に不満はありません。
節水モードが一定時間でリセットされてしまうことは少し残念に思います。
また、浄水の水圧は変更できず勢いが強すぎる印象です。
(カートリッジの取り替え時期が近づくにつれ弱まるとのことでしたが…)
スリムセンサー水栓の仕様やレビューはこちらからもご覧いただけます。
加熱機器:ワイドコンロシリーズ/トリプルワイドIH
Panasonicの独自規格、俵型ではなく三連の「トリプルワイドIH」を採用されています。
元々魚焼きグリルを使う習慣もなかったので、お手入れ効率の良さで決めました。
✔IHとワークトップとの段差がほぼないフラット設計であること
✔操作パネルもプッシュオープンタイプで汚れにくいこと
✔手前の作業スペースが広いこと
✔グリルパンが付属していておまかせメニューで簡単調理もできること
などから、機能面も見た目も満足しています。
IHのお手入れのしやすさは、
「Panasonicのキッチンを選んだ1番の理由かもしれない!」
とおっしゃっていました!
トリプルワイドIHのレビューはこちら
排気口のないタイプをお使いですが、使用感やお手入れについてなど気になることはありますか?
IH排気口レスタイプはダイニング側ユニットの足元(台輪のあたり?)から排気するようです。
注意点として「前に物を置かないように」とはなっていますが、キッチン周りの足元に何か置くことはあまりないと思うので、普段は全く意識していません!
排気されているのもあまり感じたことがないです。
手をかざしてみたら風が出てきましたが、パネルなども特にないので一切お手入れしていません。
食洗機:Panasonic深型
食洗機は、Panasonicの深型。
食洗機は今まで使ったこともなくあまり重要視していなかったので、提案のままです。
かぼちゃの煮物など水分量の少ない食材をいれた食器、菜箸についた卵焼き、茶碗の米粒などは水に浸すor予洗いが必須なようです。
洗浄力はあまり強くなく、油ものなど拭いたり予洗いしたりが必要ですが、予約して夜間電力の安い時間に洗浄、朝起きると乾燥まで済んでいるのでキッチンリセットが楽になったこと、手洗いに比べ節水効果があることはよかったと思います。
流行りの海外製食洗機に比べると、洗浄力と容量は物足りない、といわれることも多いPanasonicの食洗機。
使用頻度が高かったり、家族の人数が多い場合には変更することも検討してみると良いかもしれません!
レンジフード:ほっとくリーンフード
レンジフードは、ほっとくリーンフード。
キッチンに合わせブラックを選択しています。
アフターさんからもフィルターを貼ることは勧められないと言われ、何もしてない状態+そこそこ揚げ物調理などもしていますが、3ヶ月点検の時点ではメンテナンス不要なほど綺麗でした!
自動で換気風量も調整してくれること、IHと連動し自動運転してくれることが便利です。
換気性能ですが、リビング階段+広めの吹き抜けでもおうち焼肉や餃子パーティーのにおいは気になりませんでした。
”10年間ファンのお手入れがいらない”というほっとくリーンフード。
換気性能も高く、満足度が高いようです!
ほっとくリーンフードのレビューやお手入れについてはこちらから
収納について
続いては、収納について。
Lクラスの収納は、中間グレードのラクシーナに比べ
①標準的に底板が全てステンレス
(ラクシーナではオプション)
②引き出しの奥行きが10㎝広い
(525~575mm/ラクシーナは425~475mm)
というのが特徴。
収納の使い勝手はどうですか?
カップボードは旧居からの持ち込みで市販の物を使用しており、決して収納量は多くないのですが、キッチンカウンターの収納が豊富なため問題なく収納できています。
引き出しトレイや鍋蓋ホルダー、包丁差し、まな板スタンド、仕切りボックスなどが付属しているので自由に組み合わせて使える点が便利です。
引き出しの奥行きがあるのも良かったです。
IH下の収納は、小物類の収納に便利です。
主に使用頻度の高い調味料を収納していますが、マーナの調味料ポットが縦に入らず横向きに並べています。
それと顆粒だし系を入れたフレッシュロックの位置をぴったり端に寄せると開閉時に干渉するので、微妙に右側を空けて収納しています。
(中央&シンク前)
ダイニング側収納は通常棚板が1枚で2段になりますが、棚板を追加し3段にしたことでデッドスペースが減り収納量を増やせました!
ただし、「IH側は熱がこもりやすい可能性がある」とのことで棚板の追加は出来ませんでした。
キッチン収納が多く満足度が高いようです!
おすすめのオプションは?ラクシーナとの差額も公開!
今回ご紹介いただいたキッチンの中では、
- セミフロートタイプを選択
- グラリオカウンターのスリムカウンターに変更
- ほっとくリーンフード(標準シルバー)
→ブラックに変更 - スキマレスシンク
→ラクするーシンク に変更 - スリムセンサー水栓
→浄水器一体に変更 - 扉柄グレード40まで
→スタッコグレー(50) を選択 - トリプルワイドIH
→排気口レスタイプ/ブラック/加熱リングありに変更 - セミフロート台輪シルバー
→台輪扉柄合わせ - クッキングコンセント追加
などは本来オプションになるものです。
ハウスメーカーとの契約前からキッチンの仕様を決めており、ありがたいことに契約時に営業さんからのご提案でラクシーナからの変更差額なしで好みのオプションを採用したLクラスキッチンにすることが出来ました。
通常ではレンジフードやクッキングコンセント、IHパネルのブラック(リングあり)など細部をブラックに変更するとなると更にプラス料金だそうで、定価ベースでラクシーナとの差額約100万とのことでした。
わが家の場合、契約後に実際に差額が発生したオプションは、セミフロート対面台輪の仕上げを扉柄合わせに変更した分(2万円)だけです。
オプションを沢山入れていますが、契約前に仕様を確定していたため契約後に生じた増額は2万円だったとのことでした!
これは最上位グレードのキッチンをお得に導入するための一つの方法かもしれません。
Lクラスキッチンの導入を考えている方は、その辺りも検討いただけると良いのではないかと思います。
その中でも、おすすめは
・IHの排気口レスタイプへの変更
・セミフロート台輪部を扉柄と同柄に変更
とのことです!
IHを排気口レスタイプに変更したことでお手入れの手間は劇的に変わると思います。
台輪部の変更は、2万円と比較的採用しやすいオプションですが、畳やソファからだとよく見える部分なのでやってよかったです!
ショールームの方にもリビングからキッチンが見える間取りの場合はおすすめだと言われました。
ぜひ参考にしてみてください!
デザインの満足度は?
扉柄をスタッコグレー、グラリオカウンターをスリムカウンターの御影ブラック、レンジフードやクッキングコンセント、IHパネルなどもブラックに統一したことで、インテリア性も高くリビング空間に馴染むデザインになったかなと思いとても満足しています。
キッチン本体が床から浮いているようなセミフロート仕様も素敵です!
これもPanasonicキッチンの特徴の一つ!
セミフロート以外にフロートタイプも。
合わせてチェックしてみてください!
お手入れについて
普段のお手入れはどのようにされていますか?
普段のお手入れはシンク内は次に使うゴミ取りネットを手にはめて、食器洗い洗剤で洗っています。
洗ったあとは排水溝ゴミ受けにかぶせ使用しています。
気が向いた時にプラルタを使用し撥水、防汚コーティングをしています。
IH、ワークトップはパストリーゼで拭きあげる(油汚れのひどい時はアルカリ電解水)だけという簡単キッチンリセットですが、綺麗を保てています。
余計な手入れを減らしたい+見た目の問題からクックスクリーンは採用しませんでしたが、IHを使うときだけ、たためる油はねガード(揚げ物等のときは+油はね防止ネット)である程度の油はねは防げていると思います。
ここは掃除しにくい!などはありますか?
一通りお掃除してみましたが、特に大変さを感じるところはありませんでした!
毎日使うキッチンだからこそ、お手入れのしやすさは大切です。
大変さを感じることなく綺麗をキープできるのは、嬉しいポイント!
後悔&不満ポイントは?
不満に感じるポイントはありますか?
不満というほどではありませんが、水栓、食洗機は特にこだわらず提案のままに採用しましたが、他メーカーも検討してもよかったのかなと思います。
まとめ
Panasonicのキッチン「Lクラス」の使用感をユーザーさんに聞いた結果、
- スゴピカ素材のグラリオカウンターのワークトップやラクするーシンクは、汚れや傷に強く綺麗を保ちやすい
- ダークカラーでも手垢や水垢は気にならない
- スリムセンサー水栓のセンサーの感度は特に気にならない
- 節水モードが一定時間でリセットされてしまうのはやや不満
- 浄水の水圧は強すぎる(水圧が変更できない)
- トリプルワイドIHは機能面(掃除のしやすさ、作業スペースの広さ、簡単調理メニューなど)も見た目も満足度が高い
- Panasonic深型食洗機は洗浄力はあまり高くない
- ほっとくリーンフードは換気風量が自動、IHとの連動での自動運転が便利
- Lクラスキッチン本体の収納量が多く満足度が高い
- Lクラスキッチンをお得に採用するには、契約前に仕様を確定(つけたいオプションをしっかり入れ込む)するのが良さそう
- ブラックコーディネートしたキッチンはデザイン性が高く満足!
ということがわかりました!
Lクラスキッチンは、特にデザイン面でのバリエーションが豊富なのが魅力。
様々なカラー、パーツを組み合わせ、それぞれの好みやこだわりに合ったキッチンに仕上げられると思います。
公式サイト内でカラーコーディネートのシミュレーションが可能!
ぜひ試してみてくださいね!
おまけ:その他のキッチンの口コミをまとめてご紹介
これまでにまとめた各メーカーのキッチンの口コミをまとめました!
- Panasonic:ラクシーナの口コミ
- タカラスタンダード:グランディア/オフェリアの口コミ
- トクラス:ベリー(コラージア)の口コミ
- LIXIL:リシェルSI/アレスタの口コミ
- クリナップ:ステディアの口コミ
- ウッドワン:スイージーの口コミ
- キッチンハウス:デュエの口コミ
- トーヨーキッチン:iNOの口コミ
こちらもぜひご覧ください!